ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

朝の実況中継

朝が大の苦手な夫。 いつもいつも、起こすまでに一苦労です。 そこでふと、ハルに起こしてもらうことを 思い立ちました。 「ハル、お父さんを起こしてきてくれる?」 そんなふうにお願いすると、 こころよく引き受けてくれたハル。 しばらくして、寝室からと…

『図画工作のめあて』彫刻家 佐藤忠良さんの言葉

先日、「ノージーのひらめき工房」をご紹介したなかでも 少し触れましたが、とりわけハルと過ごすようになってからというもの、 幸せに生きるというのは全体どういうことだろうと 折に触れて考えるようになりました。 それは例えば、夢中になって何かを見つ…

おすすめの番組『ノージーのひらめき工房』

我が家でよく観る大好きなテレビ番組のひとつが、 NHKのEテレで放送中の『ノージーのひらめき工房』です。 登場するのは、お日様のように元気いっぱいな ひらめきの妖精ノージーと、可愛らしいシナプーたち。 「見る」「感じる」「考える」「試す」といった…

おねえさんの憂鬱?

ハルの成長は本当に喜ばしく、 それをハル自身が嬉しいと思えることも 素敵なのですが・・・。 「おねえさんになったから」と、 まだまだ十分着られる服まで さよならされてしまうのは困りものです。 someyakaoru.hatenadiary.jp someyakaoru.hatenadiary.jp

成長の証?

ハルの服は、日頃から割にゆったりしたものを 選んでいるため、一年経っても大概は着ることができます。 そんななか、昨年着ていたワンピースを引っ張りだして 床に置き、そのうえにぺたりと寝そべったハル。 何をするのかと思えば、得意げに大きさ比べをし…

コアラ組さんになったら・・・

この四月から、晴れて 三歳のコアラ組さんに進級したハル。 お世話になっている保育園では、 担任の先生が年度ごとに変わるそうで、 人見知りのハルが馴染めるかどうか少し心配でした。 そんなこともあって、折に触れては 「もうすぐコアラ組さんだね、 すご…

ハルの庭

誰もが皆、心の内に自分だけの庭を持っている。 そこには色々の種が植わっていて、綺麗に花の咲くものもあれば、立派な木陰をつくるものもある。 なかには、やたらとあちらこちらに根を張って、他を枯らしてしまうものもある。 時々、雨が降ったりもするし、…

三歳児ハル、二歳を懐かしむ。

早いものでハルも三歳と五ヶ月になり、 同じ服でも、季節の始めと終わりで 着たときの具合がだいぶ違ってきました。 先日、もう次の冬には着られないであろう服を しみじみとした心持ちで整理していると、 傍に来たハルがひょいと覗き込み、 歓声をあげまし…

ハルのお喋り ミュージカル編

保育園で教えてもらった歌を口ずさみながら、 かろやかな足取りで部屋のなかを躍ってまわるハル。 そのまま、つつつと父に歩み寄り、 肩に手を置いて一言。 「さあ、一緒にお歌をうたいましょうよ!」 それはもう、あの素敵な名作映画さながら、 まるでミュ…

なんとしよう。

あの子が、そっと息をする度に。 あるいは まばたきや、頷き、微笑み、 涙を流したりなどする その度ごとに、 どこか少しずつ違っていく気がして、 ただひたすらに見つめてしまう。 いつの日か、私は あの子の ちいさな手のぬくみを思って泣くでしょう。 い…

ハルの寝言

ぐっすり眠っていると思ったら、 不意に大声で叫んだり、 ささやくようにお喋りしたり。 そんなハルの寝言を聴くことが、 秘かな愉しみでもあります。 先日は、一体どんな夢を見ていたやら、 「特別なものが食べたい!!」と、 まるでどこぞの王様のようなこ…

ハル三歳「勝利の法則」

保育園で、じゃんけんを教えてもらったハル。 家でも早速やってみるのですが、まだいまいち 遊び方は分かっていない様子。 どうもパーがお気に入りのようで、 それだけを出しつつ勝利を収めるための 法則を編み出しました。 約束された勝利にも大喜びするハ…

「あたし おかあさんだから」、自分を生きよう。

いつの頃だったか、 私は、 自分がお母さんになる日が来るかも知れない ということを、とても不安に思う時期がありました。 私の言葉を聴き、私の傍で見る世界は、 どうしたって私の尺度に依るのでしょう。 そうして少なからぬ時間を私と過ごすであろう 我が…

おとうさんといっしょ その3「おままごと」

夫への接し方に、明らかな 変化が見られるようになったハル。 大好きなおままごとでも、 欠かせない存在です。 「ごはんを食べなしゃい」、 「お着替えをしてくだしゃい」等々、 一寸した母性と遊び心で、 甲斐甲斐しく面倒を見ています。 食事、着替え、お…

おとうさんといっしょ その2「読書」

夫の行動や持ち物に、 とかく関心を示すようになったハル。 先日の調べものに続き、 今度は一緒に読書を愉しんでいました。 「今までなんとも思っていなかったのに、 どうしてかしら・・・。あの人のことが 気になって仕方がないの。」 なんて、そんな ちょ…

おとうさんといっしょ その1「調べもの」

夫への態度が、とても淡白なハル。 仕事で不在にすることも多いとは言え、 充分、素敵なお父さんだと思うのですが・・・。 抱っこは原則、許可制で、 断ることもしばしばです。 そんなハルですが、 最近は少し様子が違ってきました。 夫の帰宅が遅いことを心…

ハルのおままごと その2「リアリティ?」

ハルと、ハルの従妹のちーたん。 保育園ごっこでしょうか、二人が 電話でお話しをしていました。 その会話に耳を傾けると、 聴こえてきたのはなんとも 現実味溢れるやり取り。 きっと、こういうところから、 日頃の家庭でのあれやこれやが 知れてしまうので…

ハルのおままごと その1「こだわり」

ハルは、おままごとが大好きです。 そして、そのときはいつも突然に訪れます。 ふとした瞬間、舞台は前触れもなく幕を開け、 ハル脚本、監督、総指揮による、 ハル劇場の始まりです。 夫も私も、諸々の状況が許す限り、 ハルと一緒に遊びたいと思っているの…

ハルのおひな様

ひな祭りの季節を迎え、 今年も、ひな人形がお目見えしました。 おままごとにも参加してくれる、 我が家の気さくなお内裏様とおひな様。 そのため、飾っておいたはずの場所に いないこともしばしばですが、 心配はご無用です。 絵本の下で、ぬいぐるみの横で…

まさかの出来事

家族で外食をしていたときのことです。 ふと気がつくと、隣に座っているハルが 何やらもじもじとしています。 そこで、「トイレに行く?」と訊ねると、 ちいさく、こくりと頷きました。 トイレトレーニング中ということもあり、 この気持ちを無下にはしたく…

ハルのお喋り 三歳編

いつどこで、誰のどんな会話を聴いたやら。 時折、ハルの言葉遣いが面白いことになっています。 先日は、久しぶりに行った公園の遊具に大興奮、 まるで往年の少女漫画を彷彿とさせるような言葉遣いで 素敵なお誘いをうけました。 「そうね、そうね、そうしま…

みだり手さん?

ささくれに動揺して、 思わず敬語になるハル。 謎のみだり手さんまで登場です。 (ちなみに答えは右手さん) someyakaoru.hatenadiary.jp someyakaoru.hatenadiary.jp

右足さんと左足さん

仲良きことは、素晴らしきかな。 ですが、時々困ってしまう程の意気投合ぶりです。 someyakaoru.hatenadiary.jp

右手さんと左手さん

帰宅後や食事前などの手洗いを、 なんやかんやと嫌がるハル。 もう一度相談してもらった結果、 なんとか綺麗になった 右手さんと左手さんでした。

三歳のお留守番

平日、私の帰りが遅いときは、 ハルと夫とでしばしのお留守番です。 ようやく帰宅して家族の顔を見ると とても嬉しくなりますが、 思いがけないホウレンソウ(報告・連絡・相談)に 動揺してしまうこともしばしばです。

オリンピックと、ハルの思い出。

朝、何ということなく観ていた、 冬季オリンピックのスノーボードの競技風景。 日頃から、とにかく寒がりの私は、 寒い季節に寒いところでがんばっている というだけで、すごいことだと感心してしまいます。 そんななか、じっと画面を見つめていたハルが、 …

今だけのこと

つぼみの割れ咲くような泣き声も、 嵐の吹き荒れるような癇癪も、 ちょうちょの移ろうような気まぐれも、 あの子のすべてがいとおしい。 それだのに、苦しく思う、 この苦しみ。 早く過ぎてしまえば良いなどと、 誰が望みたいでしょう。 何事も、今だけのこ…

バスの中にて・・・

お昼寝をしないまま、 全力で遊んだ休日の夕方。 眠気がもはや限界に達したハルの切ない声が、 バスの車内に響きます。 寝たいけれど、寝たくない。 そんなもどかしい心持ちから身悶えしているうちに、 ズボンがずり落ちてしまったようです。 見守る側であれ…

ごめんね、

それは、とある休日の朝…。 食事の支度を済ませ、さぁそろそろ夫を起こそうかという頃、 ハルがねずみのぬいぐるみと何やら相談をしていました。 「チューチューはどこに座る?お母しゃんのおひじゃ?」 どうやら、チューチューはお母さん、 つまり私の膝に…

ちょっと、失礼!

洗濯物をたたんでいると、 ハルが狭いところへ無理矢理 割って入ってきます。 そして、一言。 「ちょっと、しゅえい!。」 (ちょっと、失礼!) それを言えば何をしても良いというわけじゃあないのよ、 というような、いっそ清々しい程の失礼ぶりです。 ハ…