ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

後悔先に立たず

 

ご無沙汰しています。

 

ここ数日、夫の実家で過ごしていたため、

更新ができずにいたのですが、ようやく自宅に帰ってきました。

と言うのも、この間に私はとんでもない失敗をしてしまいまして、

満足に立ち座りもできない状態でお世話になっていたのです。

 

遡ること10日程前、所用でハルと二人して出掛けたのですが、

乗ろうとしていたバスが目の前を走り行き、見れば数m先のバス停に停車。

乗り込もうとする方が4人程、道の反対側からこちらへ走ってくる方が1人、

そこで、ほんの少し急げば間に合うだろうと小走りをしたところ、

あろうことかハルを抱えたまま転倒してしまったのです。

幸いハルにケガはありませんでしたが、

私はひざに痛みを感じてすぐに病院へ行くこととなりました。

 

そしてCTやらMRIやら様々な検査の結果、

「左後十字靭帯付着部剥離骨折」という

大層な診断をいただいてしまったのでした。

 

当分は安静を要するとのお話で、松葉づえに頼るような生活です。

家の中を移動するのにも難儀するくらいで、

ハルを連れて出歩くことはおろかほとんど抱っこもできません。

ハルにはこわい思いをさせてしまい、

また周囲には迷惑と心配をかけ、本当に反省しきりです。

 

日増しに重たくなるハルの抱っこで、思うより足先が上がらず、

地面に引っ掛かってしまったのかもわからないのですが、

ハルを抱えて片手が塞がっていたことと、

とっさにハルをかばおうとしたことで、

着地に無理が生じたようです。

 

いずれにしても、ハルが生まれてからというもの、

小走りなどもってのほかで、常に焦ることのないよう

気をつけて行動していたつもりなのですが、

ここにきてだいぶ油断があったように思います。

  

もちろんお出掛けは中止、

こんなことならバスを一本遅らせれば良かったのに、

まったく私は何をしているのかと、

自分のそそっかしさにほとほと情けない思いがします。

後悔先に立たずとは、まさにこのことです。

  

そして、とにかくハルが無事であったから良かったものの、

これでハルの身に何かあっては生きた心地がしません。

あんまり短い、本当に一瞬のような出来事でしたが、

転んだときのことを思い返すと心臓がきゅっと縮むようです。

 

こんなふうになってまで急ぐことはなかったのです。

それこそハルの命より大切なものなど何もないのに…。

 

 

夕方、駆けつけてくれた母の眼差しに、

私もまたこの人の子どもなのだということを思い、

改めて深く反省したのでした。

 

 

 

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