三歳のハルと、お年玉。
少し前の出来事ですが、
お正月に、お年玉をもらったときのことです。
去年まではまったくの無関心だったハルが、
今年は、中身も気になる様子。
ぽち袋を覗き込み、
お金が入っていることを知ると、
えらく感激していました。
「おねえしゃんになったら
ちゅはうんだね、しょうだね。」
と嬉しそうに言いながら、
「おしゃいふはどんなのがいいはねえ。」と、
そんなことまでうきうきと考えていました。
こうして成長していくのかしらと、
しみじみしながら、
気に入った絵柄のぽち袋だけを選り好むところに
あどけなさを感じたりなどしたのでした。