ハルのクリスマス おまけ
つつつと歩み寄ってきたハルが、
訳知り顔で教えてくれました。
「ねぇね、クイシュマシュって、
おじしゃんのたんじょうびだよ。」
・・・おじさん。
あんまり近しい存在のように言うので、
一体誰のことかと本気に考え込んでしまいました。
ハルは三歳だから、おじさんのケーキにも
ロウソクを三本さしてあげたらいいよ。
と、気遣いだか、ちゃっかりだか、
よくわからない便乗の仕方をしていたハル。
クリスマスはサンタクロースとケーキの日、
と思っていた私よりは便乗の程度も
可愛いものかも知れませんが、
今度の冬はブルーナさんの絵本などを買って、
クリスマスのお話を一緒に読んでみようかなあと
思ったのでした。