2017-08-31 おやすみ ふと思うこと 夜、隣で眠るあの子を、 そっと抱きしめてみる。 ちいさな子どもというのは、 てっきり砂糖菓子のように 甘く香るのだとばかり思っていたけれど、 まるで酸っぱくて、 熱を帯びた生き物の匂いがする。 なんだか可笑しくて、嬉しくて、 ひとり、布団のなかで笑ってしまう。 転がって、伸びをして、 よだれのあとまで、なんていとしい。 おやすみ、おやすみ、 よい夢を。 きっと、素敵な明日が来るよ。