我が家は、トマトの種だらけ。

二歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

ハルの素敵な保育園

 

週末を挟み、今日からまた保育園へ通う日々が始まりました。

先週の金曜日も、やはり保育時間中はずっと泣いていたというハル。

ただ、外遊びの間だけはとても楽しそうにしていたそうで、

大好きな砂場で夢中になって過ごしていたとのことでした。

ほんの一時でも笑顔でいられたということに、

親の勝手ではありますが、ほっと安堵の胸を撫で下ろしました。

 

基本的に保育園に対しては不安しか感じていない様子のハルですが、

土曜日になって「今日は保育園はお休みだよ。」と言うと、

少し驚いたような表情を見せ、

「また行きたい?」と尋ねると、

小声ながらも「(いき)たい」と答えました。

 

その反応に今度はこちらが内心驚きつつも、

「そうだねえ。また行きたいね。

明日の、明日になったら、また行こうね。」と話をすると、

ハルはまたちいさな声で、「ね。」と言います。

保育園の全部を嫌になってはいないのだということに、

また少し、安心しました。

 

さて、そんなハルですが、いざ月曜日を迎え、

保育園に向かうと、保育園の脇の坂道にさしかかる辺りで

「(お母)しゃん、(お母)しゃん。」と早速、泣き出しました。

玄関先で靴を脱ぐ頃には鼻水もずびずび、

ひときわ大きな声で「だっじゅ(抱っこ)ー!!」と言いながら、

私にしがみつきつつ暴れつつの大騒ぎです。

なんとか抱っこから抱っこでハルを先生にお願いすると、

祈るような気持ちで足早に部屋を後にしました。

 

“ハルは今頃、どれ程心細い思いでいるだろう”

などど考えてしまうと、

どうにも哀しく、また苦しくなってしまいます。

 

ですが、ふと気がつきました。

ハルのような月齢でも、その力はとても強く、

もしも本気で私から離れまいとしたら、

引き剥がすのは容易ではありません。

抱っこから抱っこなどという穏便な受け渡しなど

とてもできないのです。

 

ハルは、泣きこそすれ、

私に全力でしがみつくようなことはしていません。

きっと、ハルの中にも色々に葛藤があるのだと考えさせられ、

何か感極まる思いがしました。

そして、“ああ、がんばろう”と、

かえってハルに励まされるような気持ちになったのでした。

 

お昼過ぎに迎えに行くと、

ハルはすでに半分泣いているような顔で、

コップに足を突っ込みながら床に座り込んでいました。

声を掛けると、やはり大泣きで駆け寄ってきます。

 

お昼ごはんをほんの一口だけ食べられたこと、

からだを動かして遊ぶ時間は愉しめたこと、等など

担任の先生が丁寧に様子を話してくださいました。

ハルは目に涙をいっぱいに溜めて、

「だっじゅ!だっじゅ!!」と叫んでいます。

 

すると、不意に近くにいた男の子が、

「だっじゅ・・・。」と言ってハルの肩にそっと手を置き、

それから何事もなかったかのように離れて行きました。

「ああ、そうだね、だっじゅだね。」と、私が、

その男の子にとも、ハルにともつかないような言葉を慌てて返すと、

今度は別の男の子が傍に来て、

私の手を優しく握り、またすぐに、離れて行きました。

 

 

 

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突然のことで、よく状況が飲み込めなかったのですが、

「だっじゅ」と言う男の子の表情の穏やかさ、

私の手を握りしめるちいさな手の温かさに、

とにかくもう胸がいっぱいになってしまいました。

 

ハルに近しい年頃の、ちいさな男の子たち。

何か感じるものがあって、

私たち母子を気遣ってくれたのでしょうか。

それはそれは柔らかな毛布で大切に包んでもらったような、

そんな幸せな心持ちです。

まるで私まで子どもの頃に戻ったように、

懐かしくも新鮮な感動でした。

 

 

本当に、なんていとおしい子どもたちだろう・・・。

朝、私に無理にでもしがみつこうとしないハルの様子からすると、

先生方にも、とてもよくしてもらっているのでしょう。

 

ハルも、このちいさなお友達も、先生も、

その大切な人も、その大切な人の大切な人も、

皆幸せだったらいいのに。

そんなふうに思わせてくれる、素敵な出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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