ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

ハル、保育園へ行く。

 

ハルの保育園用品を揃えたり、

仕事の準備などをしていたら、

あっという間に四月を迎えてしまいました。

 

ほんのわずかの時間も惜しむような思いで

ハルと過ごしたここ二週間程は、

本当になんて幸せでいとおしい日々だろうという気持ちと、

いやはや、これはやはり大変だという気持ちとで、

楽しくも慌ただしいものでした。

 

きっと、後から振り返るときに、

あんまり素敵な思い出ばかりだと寂しくなるので、

”そうは言っても大変だったなあ”というくらいで

ちょうどいい塩梅のような気もしています。

 

さて、そんなわけで、今週の月曜日から、

ハルは保育園へ通い始めました。

この日のために用意した手ふきタオルやコップなどを、

幾度も鞄へ仕舞っては出し、仕舞っては出し、

とても嬉しそうな様子のハル。

特に指定のピンク色の帽子がえらく気に入ったようで、

本来は公園などへ皆で外出する際に使うものだそうですが、

前日に手渡すと、それからずっとかぶりっぱなしで、

結局、初日はそのまま登園しました。

  

 

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そんな元気いっぱいのハルでしたが、

いざ保育園へ着くと、私たちのもとを離れたがらずにめそめそ。

ほとんど知らない場所で知らない人に囲まれ、

さらには私も傍にいないというのは、

ハルにとってまるで経験したことのない状況ですから、

無理のないことかもわかりません。

 

最終的には「ハルちゃん、もう少ししたら、皆でおやつを食べるよ。」という

先生の言葉につられ、「またね」をした、少食の割に食いしん坊のハルですが、

その後お話を伺うと、おせんべいを美味しくいただいたそうです。

 

けれどもそれ以降、ハルは毎日泣き続けているそうで、

おやつも二日目以降まったく食べていないのだとか。

大好きなはずのおやつを要らないと言うハルの心持ちを考えると、

なんだか申し訳ないような、胸の苦しい思いがします。

 

初めは、慣らし保育ということで、

ハルは午前中の二時間だけお預かりいただいているのですが、

それでもハルにとってはとても長く感じられるのでしょう。

迎えに行くと、目に涙をいっぱいに溜めて

わっと駆け寄って来るハル。

その姿に、仕方のないことと覚悟を決めつつも、

本当に堪らない気持ちになります。

 

人見知りで、不安の強いハル・・・。

帰り道は、「(お母)しゃん、(お母)しゃん。」と、

ずっと私の存在を確かめるように私を呼び続けています。

 

「うん、お母さんだよ。ハルのことが大好きな、ハルのお母さんだよ。」

 

本人が不安だと言うことを、あまり簡単に「大丈夫だよ」と応えるのも、

自分の子どもの頃の不安事を思うと躊躇われるのですが、

とは言え私が後ろ向きに捉えていては

ハルもいよいよ不安が募ってしまうようにも思います。

丁寧に気持ちを受け止め、寄り添いながら、

ハルが少しずつでも新しい世界を

受け入れていけるようになればと願う毎日です。

 

ちなみに、今日の帰りがけ、

ちょうど他の園児さんたちの昼食の配膳が始まろうとしていたところ、

ハルがあれは何かと指差すので、

「あれは皆のお昼ごはんだよ。美味しそうだね。

ハルも明日、皆と一緒にお昼ごはんを食べてみる?」

と訊くと、「たええみゆ(食べてみる)」と言うハル。

そこで急遽、明日はお昼ごはんを食べ終えるところまで

お預かりいただくこととなりました。

 

 

果たしてどうなるやら、

まだ親子共々不安でいっぱいですが、

また追って、ご報告させてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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