ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

ハルのこと、保育園のこと。

 

もう二週間程前のお話になりますが、我が家へも、

ハルの保育園入園申請についての通知が届きました。

 

結果からご報告しますと、有り難いことに、

ハルはなんとか認可保育園への

入園承諾をいただくことができました。

 

すでに保育園の入園手続き等を経験された方は

ご存知かと思うのですが、この認可保育園というのは、

国の定めた認可基準のもと認可を受けた保育施設を指します。

一方いわゆる認可外保育園と呼ばれるのが、

先の基準を満たしていない無認可保育園のことです。

無認可という響きが、まるで無許可という言葉のそれに近いようで

なにやら不安にもなるのですが、実際のところ認可保育園と

ほとんど変わりない保育の質を確保していらっしゃる園もあり、

内情は様々です。

 

話を戻しますと、現在住んでいる自治体では、

来年度の四月入園に向けた一次申請者数は

ここ五年で最も多く、およそ四人に一人が不承諾、

つまりは認可保育園への入園を認められなかったとのこと。

 

ハルの場合には、二歳児の募集枠を設けている

認可保育園が限られており、

さらに通園可能な範囲となるとそう選択肢もなく、

そのような中で承諾をいただけたことは大変幸いでした。

それでもけして希望順位の高い園とは言えず、

通勤経路からも随分離れた不便な場所で、

それ故なんとか入ることができた、という印象です。

 

今回の結果から察するに、希望していた園への入園は、

二次や三次の申請、また転園も含め、相当に難しいようですので、

このまま承諾をいただいた認可保育園にて

ハルをお預かり願うことにしました。

 

 

さて、入園先が決まり、

ようやく落ち着いたところでふと気がついてみれば、

ハルが保育園へ通い始めるまでもう二ヶ月とありません。

それはつまり、私とハルがこんなにも密に過ごせる時間が

あとわずかということでもあり、

その事実に改めて寂しさがこみ上げます。

 

これまでは、朝起きてから夜眠るまで、

毎日およそ十四時間程を共にしてきた私たち。

ですが今後は、たったの三時間、

傍にいられるかどうかという生活で

 

抱きしめたいときはいつだって抱きしめることができ、

本当に、何をするにもずっと一緒だった私とハル。

オムツ替えのたび、日に幾度も見ていた

可愛い蒙古斑のおしりも、なかなか見られなくなるなんて…。

思わず、溜め息が漏れてしまいます。

 

 

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本当を言えば、幼稚園での三年保育というのが理想ではあったのですが、

先々のことを考え、今は働くことが家族として最良の選択だと判断しました。

加えて、ハルが大変人見知りをするために、なるべく早い段階で、

同年代のお友達と多く遊ぶ機会を持った方が良いのでは、という思いもありました。

 

そしてまた、三歳になると保育園への入園を希望する方も

少なくなりますが、同時に募集枠もいよいよ減ってしまうため、

もしもどこへも入れないとなると、非常に困ってしまうのです。

 

 

 

今回のことで、これまで世間話程度に

聞き及んでいた保育園入園の厳しい現状、

子どものすこやかな成長と仕事の両立という、

親として直面する課題の困難さを強く実感しました。

 

 

仕事をすること、そのために我が子を

お預かりいただくことの理由は、人により色々ですが、

もしも、それが少なからず、巡り巡って繋がる

誰かの幸せを願ってのことであるならば、

やはり応援し、支え合う社会であってほしい…。

ハルのこと、保育園のことで頭を悩ませた日々を振り返り、

そう切に思っています。