ハルのおすすめ
久しぶりに、揃って出掛けようと、
身支度を整えていたときのことです。
後ろから呼ぶ声に振り返ってみれば、
首元にハルのよだれかけを掲げた夫の姿がありました。
実に得意げな顔で、
「(お父)しゃん!」と、しきりに夫を指差すハル。
どんなわけで花柄のそれをおすすめしてくれたのかは分かりませんが、
一緒にハルのよだれかけを選んだ後、それじゃあお父さんにも…と、
ハルが手渡してくれたのだそうです。
近頃のハルは、着たい服を自分で決めることもあり、
時には手渡した服を「ないない」と放り投げることもしばしば。
その様子に、女の子の片鱗をかいま見る思いで何やらドキドキしています。