ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

お花の赤ちゃん

 

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ハルは、花の蕾や木の葉の芽のことを「赤ちゃん」と呼んでいます。

ハルがまだうんとちいさい頃、それこそ赤ちゃんだったときに、

私が散歩などへ行く度そうしたものを見かけては

「ほら、ちいさいねぇ。お花の赤ちゃんみたいだね。」と話していたので、

自然とそう呼ぶようになっていました。

 

強いて言えば、お花の赤ちゃんは種が正解かなぁとも思うのですが、

それはまあ、いずれまた説明するとして…。

 

今日は、散歩の途中で、福寿草の蕾を見つけました。

土の中からむくりと顔を出し、ひっそりとがくにくるまる姿は、

なんだか本当に赤ちゃんが眠っているようです。

 

暦の上では大寒、そのなかでも、全体七十二で割ると

今日辺りの候の言葉は「春隣」(はるとなり)と言うそうです。

寒い寒いと思って過ごしていても、木々の枝先には新芽が膨らみ、

ちいさな花の蕾も其所此所に見られます。

心持ちやわらかな陽に、春の気配をわずかにも感じながら、

なんとか散歩を愉しむ毎日です。