ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

嬉し淋しい

 

ハルが生まれてからこれまでの写真を、

時々、じっくりと見返したくなることがあります。

 

まだ、二歳にも満たないハル。

以前は、まるきり赤ちゃんだと思っていたような年頃ですが、

生まれた頃と比べるともう随分様子が違います。

 

産後すぐの、驚くほど華奢でちいさなからだ。

授乳のみで栄養を得ているにもかかわらず、

日々ふくよかになっていく生後半年頃の手足。

一歳前後の、歯が生え始めるとともにぐっと変化を見せる顔立ち。

 

少し前まで、当分着られないだろうと仕舞い込む程に大きかった服が、

いつの間にやらちょうどよくなっているときには、

実に感慨深い思いがします。

 

ハルがいつか大人になることを、私は知っています。

ハルの成長は、もちろん喜ばしいことです。

それでも、こんなにも早く育つものかと思うにつけ、

ハルが自分の手を離れるときの来ることがすでに堪らなく切ないのです。

 

生まれたときから、もうずっと、その成長が嬉し淋しい、親心です。

 

 

 

 

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