ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

はじめまして

 

『ハルの庭』をご覧くださり、ありがとうございます。

 

 

ハルが一歳半を過ぎた頃、ふと、

それまで書き付けてきた育児日誌を読み返してみたくなりました。

産院で授乳の間隔などを記録することに始まった日誌も、はや二冊目。

慌ただしい日々のなかにも、本当にたくさんの出来事があったのだと、嬉しくなりました。

 

出産前、私は子どものいる暮らしというものについて、あまりに無知でした。

赤ちゃんは一日の大半を寝て過ごし、三時間ごとを目安に授乳をして、

時々様子を見てはオムツを替える。起きているときは抱っこをしたり、

お散歩をしたり、絵本を読んだり、歌ったり。

もちろん大変なこともあるだろうけれど、きっと私たちは

不思議な絆で繋がっていて、気持ちが通じ合うはず。

我が子と過ごす時間というのは、そうしたおよそ穏やかなものだと思っていたのです。

 

 

それが、こんなにも大変だったとは…!!

出産当日からの頻回授乳で気力体力ともに使い果たし、

早速考えの甘さを思い知らされました。

 

それからは、毎日奇跡を目の当たりにしているような

幸せを感じる一方で、戸惑い迷うことも多くありました。

 

初めてハルの目元に滲む涙を見て感動したこと。

なかなか寝つけないハルを抱えて、一人夜中に泣いたこと。

明け方、ようやく眠ったハルの寝息に、いとおしさが込み上げたこと。

床に蒔かれる離乳食を拾いながら、毎回、途方にくれたこと。

自分の時間がほしいと無理を言っては、どこへともなく逃げ出したくなったこと。

 

こうしている今も、またどこかで新しい命が生まれ、

いつかの私のように誰かが必死に母となって奮闘しているのだと思うと、

心から応援せずにはいられません。

それはなにか、ほとんど祈りたくなるような心持ちです。

 

 

ハルと向き合い、一緒に世界を見つめることは、

まるで私自身の在り方を確かめるようでもあります。

 

そうした毎日の暮らしのなかで、嬉しかったことや悩んだりしたこと、

色々に感じたり考えたりしたことを、気ままに綴っていきたいと思います。

そのうちに、少しでもどなたかのお役に立ちましたら幸いです。

 

 

 

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