花森安治さんと見つめる暮しのこと

あるとき、仕事終わりの夫が、 一冊の古雑誌を手に帰ってきたことがありました。 その頃住んでいた家の近くには、なかなかに好い品揃えの古本屋さんがあり、 二人してよく足を運んでいたのですが、その日は夕方ふらりと立ち寄った際、 何気なく手にした雑誌の内容に衝撃を受けて思わず買ってしまったとのことでした。 それ…