ハルの庭

三歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

申し訳ない

ハルの従妹が、 遊びに来てくれた時のことです。 同じおもちゃを使いたかったのでしょうか。 二歳の彼女が、開口一番「申し訳ないんだけど・・・」 と言うのを聴いて、思わず笑ってしまいました。 子どもたちは、本当に大人の話すことを よく聴いているもの…

三歳のハルと雪遊び

先日、私たちが暮らす街でも、 久しぶりに雪が降りました。 通勤や通学は大変ですが、 ハルに雪を見せてあげたいとの思いから、 待ちに待った初雪です。 実際には昨年も見たことがあるのですが、 まるで覚えていない様子のハル。 さて、今年はどんな反応をす…

ハルの寝姿

保育園で教えてもらったのでしょうか、 ハルは、頬の傍にそっと両手を添えて眠ります。 その寝姿に、いとおしさが とどまるところを知りません。 もう幾らだって眺めていられるようなのです。 (そのまま、一緒に寝てしまうこともあります・・・。) 夜ごと…

三歳のハルと、お年玉。

少し前の出来事ですが、 お正月に、お年玉をもらったときのことです。 去年まではまったくの無関心だったハルが、 今年は、中身も気になる様子。 ぽち袋を覗き込み、 お金が入っていることを知ると、 えらく感激していました。 「おねえしゃんになったら ち…

涙を拭いて

ようやく風邪が治り、 保育園へ通えるようになったハル。 しばらくぶりに離れるためか、 朝は再び、涙、なみだのお別れです。 そんな大泣きの場面で、 近頃よく言う決まり文句がこれ。 「涙がでてうはら、ほっぺふいて!」 (涙が出てるから、ほっぺ拭いて!…

お味は、いかが?

体調が優れない時には、 どうにも癇癪の激しいハル。 叫んで暴れる13kgを抱えるのは、 立っていても、座っていても、 なかなかしんどいものがあります。 仕舞いには、抱っこをするのに邪魔だからと、 私の鎖骨を外すよう絶叫する始末です。 そんな本日の、貴…

もっと、格好よく・・・

ここ数日、少々風邪気味のハル。 微熱が続いている他は、食欲があまりないことと、 ふとしたことで頻発する癇癪に不調な様子が知れます。 先日、私が『魔女の宅急便』の映画を 観ることができたのも、実はそんなこんなで ハルがいつもよりずっと早寝をしたた…

『魔女の宅急便』を観ました

大好きな映画、『魔女の宅急便』を観ました。 スタジオジブリの作品は、ご多分に漏れず、 いずれも幼い頃から大のお気に入りで、 幾度繰り返して観たか思い出せない程です。 大人になってからはさすがに機会も減り、 特にハルが生まれてからは あまり時間を…

明けましておめでとうございます

昨年は、ほとんどブログを更新することもできませんでしたが、 お付き合いくださいました皆様、本当にありがとうございました。 また、日常のことをのんびりと綴っていきたいと思いますので、 どうぞよろしくお願いいたします。 朝、目を覚ましたハルに、 「…

小麦粉係の発表会

先日の、保育園での発表会。 ハルは「小麦粉をボウルに入れるぐり(ぐら?)」の役でした。 つまるところ、子どもたちは皆ぐりとぐらで、 それぞれに、ボウルへ卵を入れる係、 お砂糖を入れる係、小麦粉を入れる係、等々、 役が割り振られていたわけです。 …

ハルのクリスマス おまけ

つつつと歩み寄ってきたハルが、 訳知り顔で教えてくれました。 「ねぇね、クイシュマシュって、 おじしゃんのたんじょうびだよ。」 ・・・おじさん。 あんまり近しい存在のように言うので、 一体誰のことかと本気に考え込んでしまいました。 ハルは三歳だか…

ハルのクリスマス

縦横無尽に転がるハルの枕元にも、 無事にサンタクロースからのプレゼントが届きました。 昨年、二歳過ぎで迎えたときと比べると、 俄然クリスマスへの意識が高まっていたハル。 サンタクロースの存在については まだ認識が曖昧なようですが、 プレゼントを…

クリスマスソング

小麦粉係

ハルの保育園では、近々発表会があります。 先日、各家庭で用意をする子どもたちの衣装について、 連絡帳にお知らせがはさんでありました。 どうやらハルの組は、皆で劇をするようです。 「持ち物 白のロングTシャツ」 「役名 小麦粉」 ・・・なにやらとても…

『我が家は、トマトの種だらけ。』改め・・・

随分、ご無沙汰してしまいました。 職場の繁忙期や、保育園からの 度重なるお迎え要請を乗り越え、 ようやく日々の暮らしに 落ち着きを感じられるようになりました。 ハルの傍で、毎日、毎日、 一緒に過ごしていた時とは、 まるで勝手が違い、 全体何がどう…

我が家は、トマトの種だらけ。

最近でこそ、保育園でめいっぱい遊ぶようになり、 食事らしい量を食べるようになったハル。 それでも以前は、離乳食の頃からとにかく食が細く、 ほとんど霞を食べているのでないかと思う程でした。 そんな中でも、 ずっとハルの好物だったものがトマトです。…

あの子と、私。

何もかも上手くいかなくて、 すべてを投げ出してしまいたくなる日でも、 あの子の頬を、髪を、撫でることはできる。 胸の苦しくなるほどに憂鬱で、 溜め息のもれる日でも、 あの子をぎゅっと、抱きしめることはできる。 思わず涙のこぼれるような、 ひどく気…

おやすみ

夜、隣で眠るあの子を、 そっと抱きしめてみる。 ちいさな子どもというのは、 てっきり砂糖菓子のように 甘く香るのだとばかり思っていたけれど、 まるで酸っぱくて、 熱を帯びた生き物の匂いがする。 なんだか可笑しくて、嬉しくて、 ひとり、布団のなかで…

またあとで、抱っこしようね。 おまけ

ここ数日で、朝のお見送りの様子が不意に変わりました。 あの、涙なみだの数ヶ月はどこへ行ったのかと驚いてしまう程です。 随分な変わりようは、保育園のお友達の影響もあるのでしょうか。 あんまりあっさりしたお別れも寂しいような、 そんな勝手な親心も…

またあとで、抱っこしようね。

何やら本当に、あっという間で日が経ってしまいました。 仕事へ出るようになり、毎日とにかく慌ただしくて、 世のお母さんたちはよくこれで暮らしを紡いでいられるものだと 感心してしまいます。 せわしい朝に始まり、休む間もなく夜になったかと思うと、 い…

「おうち、に、いたい。」

朝、保育園へ行くための身支度を整えていると、 ハルが行きたくないと言って泣き出します。 そして今日、涙ながらに、 「おうち、に、いたい。」と言われてしまいました。 そんなにもはっきりと気持ちを伝えてもらうと、 その意向に添えないことに、いよいよ…

さよなら、トントン。

今日は、ハルと私にとって、 少し、特別な日でした。 ハルが生まれたその日から、 二年半続けていた授乳を、 お仕舞いにする日だからです。 我が家で授乳と言えば「トントン」。 ハルが五ヶ月くらいの頃から、 私が自分の胸の辺りを軽くたたくような仕草で …

ハルの素敵な保育園

週末を挟み、今日からまた保育園へ通う日々が始まりました。 先週の金曜日も、やはり保育時間中はずっと泣いていたというハル。 ただ、外遊びの間だけはとても楽しそうにしていたそうで、 大好きな砂場で夢中になって過ごしていたとのことでした。 ほんの一…

ハル、保育園へ行く。

ハルの保育園用品を揃えたり、 仕事の準備などをしていたら、 あっという間に四月を迎えてしまいました。 ほんのわずかの時間も惜しむような思いで ハルと過ごしたここ二週間程は、 本当になんて幸せでいとおしい日々だろうという気持ちと、 いやはや、これ…

分け合って、分け合って…。

ハルが、自分の大好きなものを食べているときに、 それを半分こなどで分けてくれることがあります。 ちいさい子ども向けのお菓子はどうも割高ですし、 果物もなかなかによいお値段がするので、 本当はハル一人でどうぞという気持ちもあるのですが、 その優し…

“皆幸せ”が、幸せ。

ハルは、誰かが怒ったり泣いたりしている様子が苦手です。 絵本でそうした場面に出くわすと、見せないでと言わんばかりに 逃げ出し、早く先の頁へ進むよう遠くから指示を出します。 テレビの場合には、同じく隣の部屋などへ駆け込み、 物陰から不安げに見つ…

ハルの絶望

ハルは、転んだ際などは割に平然としているのですが、 思いがけないことで不意に泣き出すときがあります。 先日は、お出掛けをしようと身支度を整えているなか、 ハルが持っていきたいと言っていた絵本を 私のリュックサックにしまったところ、急に泣き崩れ…

ハルの哀しみ

ある、おやつどき。 ハルの大好きな甘栗をお皿に出すと、 そのままでは喉につかえそうな、少し心配になる大きさでした。 そこで、「半分に割ってから食べよう」と提案すると、 すんなり了承してくれたハル。 ところが、いざ割ったものを差し出すと、 突然大…

大人の言うことを聞け

“大人は、どうして子どもだったときのことを忘れてしまうのだろう。” 物心ついた頃から、そのことが私はいつも不思議でした。 きっとすべてを忘れてしまうわけではないのだろうけれど、 そう考えるよりほか納得のできない程に、 大人は自分たちのことをまる…

ハルのお喋り

ハルは、「する」という単語を「しゅ」と言います。 おそらく、こののち、「しゅ」から「しゅる」になり、 「する」に落ち着くものと思われるのですが、 私は今の「しゅ」という話し方がとても好きです。 その言葉を聴きたいがために、 ついつい誘導してしま…