我が家は、トマトの種だらけ。

二歳の娘との、毎日の暮らしを綴っています。

あの子と、私。

何もかも上手くいかなくて、 すべてを投げ出してしまいたくなる日でも、 あの子の頬を、髪を、撫でることはできる。 胸の苦しくなるほどに憂鬱で、 溜め息のもれる日でも、 あの子をぎゅっと、抱きしめることはできる。 思わず涙のこぼれるような、 ひどく気…

おやすみ

夜、隣で眠るあの子を、 そっと抱きしめてみる。 ちいさな子どもというのは、 てっきり砂糖菓子のように 甘く香るのだとばかり思っていたけれど、 まるで酸っぱくて、 熱を帯びた生き物の匂いがする。 なんだか可笑しくて、嬉しくて、 ひとり、布団のなかで…

またあとで、抱っこしようね。 おまけ

ここ数日で、朝のお見送りの様子が不意に変わりました。 あの、涙なみだの数ヶ月はどこへ行ったのかと驚いてしまう程です。 随分な変わりようは、保育園のお友達の影響もあるのでしょうか。 あんまりあっさりしたお別れも寂しいような、 そんな勝手な親心も…

またあとで、抱っこしようね。

何やら本当に、あっという間で日が経ってしまいました。 仕事へ出るようになり、毎日とにかく慌ただしくて、 世のお母さんたちはよくこれで暮らしを紡いでいられるものだと 感心してしまいます。 せわしい朝に始まり、休む間もなく夜になったかと思うと、 い…

「おうち、に、いたい。」

朝、保育園へ行くための身支度を整えていると、 ハルが行きたくないと言って泣き出します。 そして今日、涙ながらに、 「おうち、に、いたい。」と言われてしまいました。 そんなにもはっきりと気持ちを伝えてもらうと、 その意向に添えないことに、いよいよ…

さよなら、トントン。

今日は、ハルと私にとって、 少し、特別な日でした。 ハルが生まれたその日から、 二年半続けていた授乳を、 お仕舞いにする日だからです。 我が家で授乳と言えば「トントン」。 ハルが五ヶ月くらいの頃から、 私が自分の胸の辺りを軽くたたくような仕草で …

ハルの素敵な保育園

週末を挟み、今日からまた保育園へ通う日々が始まりました。 先週の金曜日も、やはり保育時間中はずっと泣いていたというハル。 ただ、外遊びの間だけはとても楽しそうにしていたそうで、 大好きな砂場で夢中になって過ごしていたとのことでした。 ほんの一…

ハル、保育園へ行く。

ハルの保育園用品を揃えたり、 仕事の準備などをしていたら、 あっという間に四月を迎えてしまいました。 ほんのわずかの時間も惜しむような思いで ハルと過ごしたここ二週間程は、 本当になんて幸せでいとおしい日々だろうという気持ちと、 いやはや、これ…

分け合って、分け合って…。

ハルが、自分の大好きなものを食べているときに、 それを半分こなどで分けてくれることがあります。 ちいさい子ども向けのお菓子はどうも割高ですし、 果物もなかなかによいお値段がするので、 本当はハル一人でどうぞという気持ちもあるのですが、 その優し…

“皆幸せ”が、幸せ。

ハルは、誰かが怒ったり泣いたりしている様子が苦手です。 絵本でそうした場面に出くわすと、見せないでと言わんばかりに 逃げ出し、早く先の頁へ進むよう遠くから指示を出します。 テレビの場合には、同じく隣の部屋などへ駆け込み、 物陰から不安げに見つ…

ハルの絶望

ハルは、転んだ際などは割に平然としているのですが、 思いがけないことで不意に泣き出すときがあります。 先日は、お出掛けをしようと身支度を整えているなか、 ハルが持っていきたいと言っていた絵本を 私のリュックサックにしまったところ、急に泣き崩れ…

ハルの哀しみ

ある、おやつどき。 ハルの大好きな甘栗をお皿に出すと、 そのままでは喉につかえそうな、少し心配になる大きさでした。 そこで、「半分に割ってから食べよう」と提案すると、 すんなり了承してくれたハル。 ところが、いざ割ったものを差し出すと、 突然大…

大人の言うことを聞け

“大人は、どうして子どもだったときのことを忘れてしまうのだろう。” 物心ついた頃から、そのことが私はいつも不思議でした。 きっとすべてを忘れてしまうわけではないのだろうけれど、 そう考えるよりほか納得のできない程に、 大人は自分たちのことをまる…

ハルのお喋り

ハルは、「する」という単語を「しゅ」と言います。 おそらく、こののち、「しゅ」から「しゅる」になり、 「する」に落ち着くものと思われるのですが、 私は今の「しゅ」という話し方がとても好きです。 その言葉を聴きたいがために、 ついつい誘導してしま…

名探偵お母さん『暗号を解読せよ』

これは、まるで無意識のうちにしていたことなのですが、 ハルに話しかけるとき、私は色々なものの名前の後に 「さん」という敬称をつけていました。 林檎さん、バナナさん、蜜柑さん、クマさん、 ゾウさん、冷蔵庫さん、等々。 あまり考えなしのことでしたの…

名探偵お母さん『残された歯形の謎』

林檎を食べている途中で、 隣の部屋へと走って行ってしまったハル。 声を掛けても戻らないので仕方なしに様子を見に行くと、 ハルはすでに遊びに夢中です。 そして床には、ぽつんと転がる、かじりかけの林檎。 「ハル、林檎さんはハルに美味しく食べてもらい…

ハルと、私と、保育園。

ハルが通うことになる保育園は、 もともと希望していたところとは異なる園に決まりましたが、 今はかえって、これで良かったのかも知れないと思うようになりました。 初めは、自宅近くや通勤途中など、 とにかく送迎の負担が軽い場所にある保育園を選び、 夫…

ハルのこと、保育園のこと。

もう二週間程前のお話になりますが、我が家へも、 ハルの保育園入園申請についての通知が届きました。 結果からご報告しますと、有り難いことに、 ハルはなんとか認可保育園への 入園承諾をいただくことができました。 すでに保育園の入園手続き等を経験され…

ハルのおすすめ おまけ

食事の際、なかなかエプロンをつけたがらないハル。 食べこぼしたものを受け止めてくれること、 服が汚れずに済むこと、似合っていて可愛いこと等々、 食事用エプロンがいかに頼もしく素敵な存在か、 という話を切々としていたら、 逆にハルからすすめられて…

ハルのおすすめ

久しぶりに、揃って出掛けようと、 身支度を整えていたときのことです。 後ろから呼ぶ声に振り返ってみれば、 首元にハルのよだれかけを掲げた夫の姿がありました。 実に得意げな顔で、 「(お父)しゃん!」と、しきりに夫を指差すハル。 どんなわけで花柄…

チーズ違い?

気がつくと、ハルが食べ物のチーズのことを 「わんわん」と言うようになっていました。 おそらくは、アニメ『それいけ!アンパンマン』に出てくる 名犬チーズと混同しているものと思われるのですが、 それにしても一体どう解釈すればそれで納得ができるのや…

毎日の奇跡

夜、眠る前、 隣で寝ているハルの手を、 時々こっそりと握ることがあります。 もう随分成長したと思っていたけれど、 その手はやっぱりちいさくて、柔らかくて、とても温かい。 二年と一寸前には、確かにこの子は私のお腹の中にいて、 もうほんの少し遡ると…

ハル二歳、髪を切る。

先日、ハルの髪の毛を切りました。 もともと髪が細く、量も少ないハル。 生まれたときからこれまで、 目にかかりそうな前髪を整えたことのある他は、 ほとんど何もしていませんでした。 それでも二歳を過ぎた頃になると、 さすがに髪型にも多少の変化が見ら…

“できない”ってことは、“できる”ってこと?

あれは、ハルが一歳半くらいの頃でしょうか。 少し前のお話になりますが、ハルが度々 謎の行動を見せていたことがありました。 ごはんやおやつを食べる際、おもむろに食べ物を掴んだかと思うと、 そのまま隣の部屋へと駆けていくのです。何事かと覗いてみれ…

お花の赤ちゃん

ハルは、花の蕾や木の葉の芽のことを「赤ちゃん」と呼んでいます。 ハルがまだうんとちいさい頃、それこそ赤ちゃんだったときに、 私が散歩などへ行く度そうしたものを見かけては 「ほら、ちいさいねぇ。お花の赤ちゃんみたいだね。」と話していたので、 自…

ハルの花咲いた

時折、雨降りでもないのに ハルがどうしても傘を差したいと言って聞かないことがあります。 公園などへ出掛ける際、 ついでに傘も持って行きたいという程度であれば 「それじゃあ途中で葉っぱやなんかを拾ったりできないし、 滑り台もむずかしいんじゃない?…

ハル、静電気と出会う。

寒風吹きすさぶ中、ハルと公園で遊んでいた時のことです。 ハルが自分で帽子をかぶり直した際、くしゃくしゃになった髪の毛を、 私が整えようと手で触れた瞬間、その子はやってきました。 冬の困ったさんでお馴染みの、静電気です。 私は、ああそんな季節か…

二歳三ヶ月のハルと動物園に行ったら

ハルと一緒に、久しぶりで動物園へ行ってきました。 実は前にも一度訪れたことがあるのですが、 そのときはまだ生後半年程だったため、 結果はアザラシに恐怖するというだけで、 まだあまり愉しむというふうではありませんでした。 近頃は、絵本などで色々な…

「ねんねしても大丈夫だよ」

最近でこそ、うまくすれば一時間か、 あるいは二時間程の昼寝ができるようになったハルですが、 それでも寝付くためには未だに授乳や抱っこが必要です。 その様子を見ていると、何と言うのか、 まるで眠るまいとがんばっているかのようです。 目をこすったり…

春の七草・・・雑炊?

去る一月七日、我が家では朝食に春の七草をいただきました。 もちろん自分で摘むというのでなく、買い求めたものではありますが、 それでも色々と事の所以を伺ったからでしょうか、 なにやら特別の思いがしました。 さて、そんなこんなで料理の支度をしてい…